有限会社 横溝工務店

「エアコンだけに頼らない!住まいでできる”室温コントロール術”」

 

前回は、室温の”数字”だけでは快適さを判断できないこと、そして体感温度が大きく影響することをお話ししました。
今回は、住まいの工夫で室温をコントロールする方法を具体的に紹介します。
「エアコンの設定温度をどんどん下げる」よりも、”効率よく使う”+”家の環境を整える”
この2つを組み合わせることが、快適さと電気代(省エネ)の両方に効いてきます。

エアコン効率を上げる方法

  • フィルター掃除で効率アップ フィルターにホコリが詰まると冷房効率が低下し、余計な電力を消費します。2週間に1回(忙しくても月1回)を目安に掃除をすると、効き目がスムーズになり電気代の節約にもつながります。
  • 風向きは「水平(上向き)」が基本 冷たい空気は下に溜まる性質があります。風向きを上向き(水平)にすることで、冷気が自然と上から下へ降りていき、部屋全体に広がりやすくなります。
  • サーキュレーターで空気を攪拌(かくはん) エアコンの風を循環させて部屋の温度ムラをなくすことで、体感の涼しさがアップします。部屋の隅の”ムワッと感”も解消されます。

窓の断熱・遮熱で室温が変わる

一般的な住宅において、夏の暑さ(熱気)の約70%は窓などの開口部から侵入すると言われています(※一社・日本建材・住宅設備産業協会データより)。
窓対策こそが、”効果的な室温コントロール”の近道です。

  • すだれ・よしず(外側での遮熱) 窓の外側(室外)で日射を遮る方法は、室内で遮るよりも圧倒的に効果的です。直射日光を窓の手前でブロックすることで、室温の上昇を大幅に抑えられます。
  • 遮熱フィルム 窓ガラスに貼ることで、直射日光によるジリジリとした熱をカットできます。賃貸でも使える「はがせるタイプ」も増えています。
  • 断熱カーテン・遮光カーテン 外からの熱気を入れず、室内の冷気を逃がさない効果があります。窓際の「もわっとした暑さ」を軽減してくれます。

サーキュレーターの使い方

サーキュレーターは「人に風を当てる道具」ではなく、「空気を混ぜる道具」です。

  • 冷房時の置き方 エアコンの対角線上に配置し、エアコンの吹き出し口に向けて風を送るのが効果的です。下に溜まった冷気をサーキュレーターが斜め上にはね上げる形になり、部屋全体の温度が均一になります。
  • 部屋干し時の活用 洗濯物に直接風を当てることで乾燥スピードがアップします。室内の湿度上昇を抑え、カビや不快感の防止にもつながります。

夜間の室温管理と熱中症予防

熱中症は日中だけでなく、夜間から朝方にかけても多く発生しています。
寝ている間は汗をかいても水分補給ができず、体温調整も鈍くなるためです。

  • 寝室の理想環境 室温 26~28℃ / 湿度 50~60%
  • タイマーに頼らず「朝までつけっぱなし」が安心 夜中にタイマーが切れると室温と湿度が急上昇し、寝苦しさや脱水(熱中症)の原因になります。設定温度を27~28℃のやや高めにした上で、朝まで弱運転で「つけっぱなし」にする方が、安全かつ快適に眠ることができます。
  • 扇風機の微風を組み合わせる 風を直接体に当て続けず、壁や天井に向けて反射させると、部屋全体に優しい気流が生まれ、より過ごしやすくなります。

今日からできる”ひと工夫”まとめ

  1. 定期的なフィルター掃除でエアコンをベストな状態に
  2. サーキュレーターを上手に使って室内の温度ムラをなくす
  3. 夏の暑さはまず「窓の外側・内側」でブロック
  4. 夜間の熱中症予防には、高め設定の「朝までつけっぱなし」が有効
  5. 温度だけでなく、湿度を50~60%に保つ意識を持つ

住まいの工夫はどれもちょっとしたことですが、組み合わせることで室内環境は格段に良くなります。
ぜひできるところから試してみてください。


最後までお読みいただきありがとうございました!
有限会社横溝工務店では、これからも北九州市で、安心して暮らせる住まいを丁寧につくり続けていきます。
気になることがあれば、ぜひお気軽にご相談くださいね。
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