「防犯」と聞くと、防犯カメラや補助錠といった「防犯グッズ」を真っ先に思い浮かべる方も多いかもしれません。
しかし、防犯対策は設備を取り付けるだけではありません。侵入されにくい窓や玄関にすること、敷地内の死角を減らすこと、夜間でも周囲から様子が分かるようにすることなど、住まいのつくりや環境、日頃の習慣を組み合わせることが大切です。
今月は「住まいの防犯」をテーマに、毎日の暮らしの中で今すぐ確認できるポイントから、設備やリフォームによる対策まで、全4回に分けて分かりやすくご紹介します。
【第3回】玄関・勝手口を見直す
― 「ちょっとそこまで」が油断にならないために ―
毎日何度も使う玄関と勝手口だからこそ、設備だけでなく、普段の使い方も含めて防犯性を見直してみましょう。
短時間の外出でも「必ず施錠」を
ゴミ出し、ポストの確認、近所へのちょっとした買い物、庭の水やりなど……。
「ほんの数分で戻るから」と鍵をかけずに家を離れるのは避けましょう。
住宅への侵入窃盗では、鍵をかけていなかった「無締まり」による被害が非常に多く発生しています。
「短時間だから大丈夫」と考えず、家を離れるときは施錠する習慣を身につけましょう。
勝手口は「出入りのしやすさ」と「防犯」のバランスを
勝手口は家の裏手などに配置されることが多く、道路などから見えにくい場合があります。
勝手口についても主錠だけに頼らず、補助錠を設けて二重ロック(ツーロック)にするなど、開口部そのものの防犯性を高める方法があります。
また、風を通せるタイプ(採風機能付き)の勝手口ドアをご使用の場合も、外出時や就寝時は必ずスライド窓を完全に閉めて施錠してください。
あわせて、周囲にセンサーライトを設置したり、視線を遮る不要な物を置かないようにしたりするなど、「近づきにくい・隠れにくい環境」をつくることも大切です。
夜間の玄関まわりを明るく
夜間、玄関や勝手口の周辺が暗いと、鍵の操作や足元の確認もしづらくなります。
人の動きを感知して点灯する「人感センサー付きライト」などを取り入れると、周囲への注意を促すきっかけになるだけでなく、帰宅時の手元や足元を照らす照明としても役立ちます。
ただし、センサーライトだけで侵入を完全に防げるわけではありません。
施錠や見通しの確保など、ほかの対策と組み合わせて考えましょう。
スペアキーとスマートロックの管理も忘れずに
庭の植木鉢の下やポストの中など、外から見つけやすい場所に合鍵を置いておくのは絶対に避けましょう。
また、電子キーやスマートロック(暗証番号やスマートフォンで解錠するタイプ)を利用している場合は、暗証番号の定期的な変更や利用者情報の管理を適切に行ってください。
なお、オートロック(自動施錠)機能を使用される際は、スマートフォンや物理鍵を持たずに一時外出してしまい「室内への締め出し」に遭わないよう十分ご注意ください。
心地よく暮らすためのメモ
防犯対策は「特別なことをする」よりも、まず「家を離れるときは必ず施錠する」ことを習慣にするところから。
そこに照明や見通しの確保、補助錠などを組み合わせて、住まい全体の防犯性を高めていきましょう。
Next ▶ 次回はいよいよ最終回。お庭やアプローチ、フェンスなど、「家の外まわり」を防犯目線でチェックしてみましょう。
「家は人生の土台。」そんな思いで、今日もコツコツやってます。
北九州市八幡東区の有限会社横溝工務店でした!また次回もお楽しみに。
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