「防犯」と聞くと、防犯カメラや補助錠といった「防犯グッズ」を真っ先に思い浮かべる方も多いかもしれません。
しかし、防犯対策は設備を取り付けるだけではありません。侵入されにくい窓や玄関にすること、敷地内の死角を減らすこと、夜間でも周囲から様子が分かるようにすることなど、住まいのつくりや環境、日頃の習慣を組み合わせることが大切です。
今月は「住まいの防犯」をテーマに、毎日の暮らしの中で今すぐ確認できるポイントから、設備やリフォームによる対策まで、全4回に分けて分かりやすくご紹介します。
【第4回】家の外まわりを防犯目線でチェック
― 「見えやすい・近づきにくい」住まいへ ―
最終回は、お庭・アプローチ・駐車場など、住まいの外まわりを防犯目線で見直します。
外構は家の印象をつくるだけでなく、視線の通り方や人の動線にも関わる大切な部分です。
植木やフェンスが「死角」になっていませんか?
プライバシーを守るためのフェンスや庭木は、快適な暮らしに欠かせないものです。
一方で、配置や高さによっては、敷地内や窓の周辺が外から見えにくくなり、侵入者の隠れ蓑になってしまうことがあります。
そこで大切なのが、「プライバシー」と「見通し」のバランスです。
伸びすぎた庭木を剪定したり、フェンスを完全目隠しタイプから縦格子やメッシュタイプなど視線が適度に通るものに見直したりすることで、周囲から敷地内の様子が分かりやすい環境をつくることができます。
すべてを開放する必要はありません。
暮らしのプライバシーを守りながら、必要な場所には適度な見通しを確保することを意識しましょう。
2階への「足場」になるものを置かない
窓やバルコニーの近くに、侵入の足場になり得るものがないか確認してみましょう。
たとえば、脚立やはしご、大型の収納ボックス、物置、積み重ねた園芸用品などです。
使わない脚立やはしごは施錠できる物置や屋内に収納するなど、「足場をつくらない・移動させない」工夫をしておきましょう。
※固定されて動かせないエアコンの室外機などが窓の近くにある場合は、その窓の施錠を二重ロックにする、面格子を取り付けるなどの対策を重ねることが有効です。
センサーライトや防犯カメラも選択肢の一つ
敷地内の暗い場所には、人感センサー付きの照明を設置する方法があります。
また、防犯カメラも抑止力や万が一の記録として有効な選択肢です。
カメラを設置する場合は、撮影範囲に配慮し、隣家の敷地や室内、通行人のプライバシーが必要以上に映り込まないよう画角を設定しましょう。
「防犯カメラ作動中」のステッカーを目立つ位置に掲示することも、高い抑止効果を生みます。
防犯」と「心地よい暮らし」の両立
防犯対策だからといって、家を高いフェンスで囲ったり、すべての窓に格子を付けたりして「要塞化」する必要はありません。
- 伸びすぎた庭木を少し剪定する
- 暗い場所に照明を追加する
- 窓に補助錠を取り付ける
まずは住まいの状況に合わせて、できることから始めてみましょう。
大切なのは、防犯性だけを高めるのではなく、採光・通風・プライバシー・使いやすさなど、普段の暮らしとのバランスを考えること。
住まいの防犯は、「安心して暮らせる家」をつくるための一つの要素です。
心地よく暮らすためのメモ
防犯チェックは、家の中からだけでなく、道路側から自宅を眺めてみるのもおすすめです。
「窓がどのくらい見えるか」「暗い場所はないか」「物置や植木で視線が遮られていないか」など、外からの視点で見ると、新しい発見があるかもしれません。
住まいの防犯は、高額な設備をたくさん取り付けることだけが正解ではありません。
「入りにくい」「周囲から見えやすい」「近づくと気づきやすい」
そんな環境を、窓や玄関、外構、照明、そして日々の習慣から少しずつ整えていくことが、防犯性を高める基本です。
まずは今週末、ご家族で昼と夜の2回、ご自宅の周りを歩いてチェックしてみてはいかがでしょうか?
「窓をもう少し防犯性の高いものにしたい」「勝手口を見直したい」「外構の見通しを良くしたい」など、住まいの防犯について気になることがありましたら、お気軽にご相談ください。
最後までお読みいただきありがとうございました!
有限会社横溝工務店では、これからも北九州市で、安心して暮らせる住まいを丁寧につくり続けていきます。
気になることがあれば、ぜひお気軽にご相談くださいね。
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