有限会社 横溝工務店

冬至の夜に、そっと心を整える3つのこと

 

一年でいちばん夜が長い日、冬至。
外は冷たい風が吹いていても、家の中にはやわらかな灯りと、湯気の立つお鍋やお風呂の香りが広がります。
慌ただしく過ぎていく年の瀬のなかで、ふと立ち止まりたくなる日ですね。
冬至は古くから「一陽来復(いちようらいふく)」とも呼ばれます。
陰が極まり、再び陽にかえる日。
つまり、太陽の力が最も弱まったあと、再び力強さを取り戻していく「太陽が生まれ変わる節目」なのです。
そんな冬至の夜こそ、心と体をそっと包み込むような、あたたかな時間を過ごしてみませんか。
日々の暮らしに取り入れやすい、3つの小さな習慣をご紹介します。

1.ゆず湯で、一日の緊張をほどく

冬至といえば、ゆず湯。
ゆずの強い香りには邪気を払う力があるとされ、血行を促して体を芯から温めてくれると言われています。
お風呂にゆずを浮かべるだけで、浴室いっぱいに広がる爽やかな香り。
その香りに包まれると、一日中張りつめていた心まで、ゆっくりとほどけていくようです。
もし生のゆずが手に入らないときは、バスソルトやアロマオイル(精油)を活用するのもおすすめ。
ディフューザーで香りを楽しんだり、枕元に香りを忍ばせたりするだけでも十分です。

2. かぼちゃの甘さで、運を呼び込む

冬至にかぼちゃを食べるのは、無病息災を願う日本の風習です。
また、かぼちゃ(南瓜:なんきん)のように、名前に「ん」がつくものを食べて運を呼び込む「運盛り」という縁起担ぎの意味もあります。
おすすめの食べ方は、「かぼちゃ入りのぜんざい」。
小豆のやさしい甘さと、かぼちゃの自然な風味が合わさって、冷えた体をじんわりと温めてくれます。
お気に入りの器に盛りつけて、ゆっくり味わう時間もまた、心のごちそう。
「ちゃんと味わって食べる」こと自体が、忙しい毎日では忘れがちな贅沢かもしれません。

3. やわらかな灯りのもとで、自分に「おつかれさま」を

部屋の明かりを少し落として、キャンドルや間接照明だけで過ごす夜。
スマホを置いて、お気に入りの音楽を小さく流しながら、ノートを開いて今年の思い出を少しだけ書き留めてみませんか。
「よくがんばったね」「いつもありがとう」
そんな言葉を、自分自身にそっと向けてみる時間。
やわらかな灯りのもとで過ごすひとときが、心の奥に、静かであたたかな火を灯してくれます。

冬至の夜に、あたたかな時間を

一年の終わりが近づくこの季節。
やることに追われて、気づけば心が置いてけぼりになっていることもあるかもしれません。
でも、冬至の夜はそんな自分に「おつかれさま」と声をかける絶好のタイミングです。
ゆずの香り、かぼちゃの甘さ、やわらかな灯り―。
五感で感じる小さな習慣が、明日からのあなたをそっと支えてくれるはずです。
どうか今夜は、あたたかく、やさしい時間を。
冬の静けさの中で、あなたの心がふんわりとほどけますように。


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