有限会社 横溝工務店

住まいと税金の話【第4回】

 

第4回 家を建てるとき「建物価格以外」にかかるお金

今回は税金そのもののお話ではありませんが、家づくりでは知っておきたい大切な「お金」のお話です。
実際には、税金以外にも見落としやすい費用があり、資金計画に大きく影響することがあります。
後悔しない家づくりのためにも、ぜひ参考にしてください。

諸費用はどれくらいかかる?

住宅取得時の諸費用は、一般的に総事業費(土地+建物)の5〜10%程度が目安とされています。
たとえば、土地と建物を合わせて3,000万円の計画であれば、150万〜300万円程度の諸費用がかかることがあります。
ただし、土地を新たに購入する場合と、すでに土地を持っている場合とでは金額が大きく異なります。 また、住宅ローンの借り方や保険の内容によっても変わってきます。
大切なのは、「数十万円くらいだろう」と軽く考えず、ある程度まとまった資金が必要になると最初から見込んでおくことです。

登記費用

登記費用は、土地や建物の所有者を法務局に登録するための手続きにかかる費用です。
簡単に言うと、「この土地や建物は自分のものです」と公的に証明するためのお金です。
ここには、登録免許税という国税のほか、手続きを依頼する司法書士への報酬などが含まれます。
金額はケースによって異なりますが、一般的には15万〜30万円程度が目安です。

住宅ローン関連費用

住宅ローンを利用する場合は、借入に伴う諸費用も発生します。
主なものとしては、
・事務手数料 ・保証料 ・契約書に貼る印紙税 ・団体信用生命保険に関する費用
などがあります。
特に最近は、団体信用生命保険にがん保障や三大疾病保障を付ける方も増えており、その場合は金利の上乗せなどで負担が増えることがあります。
費用は金融機関や借入額によって差がありますが、30万〜80万円程度がひとつの目安です。

火災保険・地震保険料

家を建てたあとに安心して暮らすために、火災保険や地震保険も欠かせません。
住宅ローンを利用する場合、多くの金融機関で火災保険への加入が求められます。
一方で、地震保険は任意ですが、地震の多い日本ではあわせて検討する方も少なくありません。
保険料は、建物の構造や補償内容、契約期間によって変わりますが、10万〜40万円程度が目安になります。

特に見落としやすい「外構工事費」

家づくりで予算オーバーの原因になりやすいのが、外構工事です。
建物が完成しても

  • 駐車場のコンクリート工事
  • フェンスの設置
  • 門柱やポストの設置
  • アプローチ工事
  • 植栽工事

などを行うと、思った以上に費用がかかることがあります。
内容によっては、100万〜300万円以上になるケースも珍しくありません。
建物の打ち合わせに集中していると、どうしても外構は後回しになりがちです。
ですが、住み始めてからの使いやすさや見た目に大きく関わる部分でもあるため、建物とセットで予算を考えておくことをおすすめします。

その他の見落としがちな費用

家づくりの過程や新生活のスタート時には、ほかにもさまざまなお金がかかります。
たとえば

  • 地鎮祭や上棟式の費用
  • 引っ越し代
  • カーテンや照明器具の購入費
  • 新居に合わせた家具、家電の購入費

などです。
一つひとつはそれほど大きく見えなくても、合計すると数十万円から100万円以上になることもあります。
建物本体以外にも、「新しい暮らしを始めるためのお金」が必要になることを覚えておきたいところです。

予備費も忘れずに

家づくりでは、計画当初には考えていなかった追加費用が出てくることがあります。
たとえば

  • コンセントの追加
  • 収納の変更や追加
  • 照明器具の変更
  • 設備のグレードアップ

などです。
打ち合わせが進むにつれて、「やっぱりこちらのほうが使いやすそう」「せっかくならもう少し良いものにしたい」と感じることは珍しくありません。
そのため、諸費用とは別に50万〜100万円程度の予備費を見込んでおくと、気持ちにも資金計画にも余裕が生まれます。

諸費用を住宅ローンに組み込むこともできる?

最近では、諸費用もあわせて借りられる、いわゆる「フルローン」に対応した金融機関もあります。
手元の現金を多く残せるというメリットがありますが、その分だけ借入額が増えるため、毎月の返済額や総支払利息も増えることになります。
どこまでをローンで賄い、どこまでを自己資金で用意するかは、ご家庭ごとの事情によって考え方が変わってきます。
無理のない返済計画を立てるためにも、建物本体の予算だけでなく、諸費用まで含めた資金計画を早めに整理しておくことが大切です。


家づくりにかかるお金は、大きく分けると次の2つです。

  1. 土地・建物そのものの費用
  2. 登記費用や保険料、外構工事費などの諸費用

たとえば、土地と建物を合わせて3000万円の計画であれば、諸費用として150万〜300万円程度、さらに外構工事や家具・家電の購入費なども加えると、総額で3300万〜3600万円程度になるケースもあります。
「建物の予算は決まったから大丈夫」と考えていると、後から思わぬ出費に慌ててしまうことがあります。
建物本体だけでなく、その前後にかかる費用まで含めて考えておくことが、後悔しないマイホームづくりの第一歩です。


「家は人生の土台。」そんな思いで、今日もコツコツやってます。
北九州市八幡東区の有限会社横溝工務店でした!また次回もお楽しみに。
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