有限会社 横溝工務店

梅雨のカビ対策 ― 湿気の季節を快適に過ごす住まいの工夫 ―

 

梅雨の季節になると、「気づいたらカビが出ていた」という経験をされた方も多いのではないでしょうか。
カビは見た目の問題だけでなく、住まいの劣化や室内環境にも影響を与えることがあります。
とはいえ、カビは特別な場所だけに発生するものではなく、温度・湿度・空気の条件がそろうとどの住まいでも発生する可能性があります。
このシリーズでは、梅雨の時期に知っておきたいカビの基礎知識と予防のコツを、住まいの視点からわかりやすく解説します。
日常生活の中で無理なくできる対策を中心にご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

【第3回】換気と除湿のコツ ― 湿気をためない住まいの工夫 ―

前回は、梅雨の時期にカビが出やすい場所についてご紹介しました。
今回は、カビ対策の基本となる「換気」と「除湿」の具体的なポイントについて解説します。
室内の湿気を上手にコントロールして、カビを寄せ付けない環境を作りましょう。

24時間換気は基本的に止めない

2003年以降に建築された住宅には、建築基準法により「24時間換気設備」の設置が義務付けられています。
この設備は、室内の空気を2時間で丸ごと1回分入れ替える計算で、ゆっくりと常時換気を行っています。

  • 室内の湿気やにおいの排出
  • ハウスダストや空気中の汚れの除去
  • 建材などから出る化学物質の排出

「電気代がもったいないから」「雨の日は湿気が入りそうだから」と停止してしまうと、室内の湿気が外に逃げず、かえってカビのリスクが高まります。
そのため、24時間換気は基本的に常時運転(ONのまま)にしてください。
※なお、築年数の経過した住宅等で設備がない場合は、キッチンの換気扇を回したり、定期的に窓を開けたりして意識的に空気を入れ替えましょう。

【関連記事】

2月から始める花粉対策と換気の正解|24時間換気は止めていい?フィルター掃除のタイミングも解説【北九州】 – 有限会社 横溝工務店(福岡県北九州市)

24時間換気が本来の性能を発揮できていない家のサイン | 点検ポイントと見落としがちな原因【北九州】 – 有限会社 横溝工務店(福岡県北九州市)

除湿機を上手に使う

梅雨の時期は、外の湿度も高いため換気だけでは室内の湿度を十分に下げられないこともあります。そんな時は除湿機を併用するのが効果的です。

  • 室内干しをしている洗濯物の真下・近く
  • 北側の部屋など、湿気がこもりやすい場所

除湿機には、室温が上がりにくく夏場に向いている「コンプレッサー式」や、冬場に強い「デシカント式」などの種類があります。
使用する季節や環境に合わせて選ぶのがポイントです。

エアコンの除湿(ドライ)運転

エアコンの除湿機能も大活躍します。
エアコンの除湿には、主に次の2つの方式があります。
お使いの機種がどちらのタイプか、取扱説明書などで確認してみましょう。

  • 弱冷房除湿:水分を取り除いた冷たい空気をそのまま戻す方式(室温が少し下がります)
  • 再熱除湿:水分を取り除いた空気をちょうどいい温度に温め直して戻す方式(肌寒い梅雨時に室温を下げずに除湿できます)
住まいの豆知識

「窓を開ければ必ず湿気が減る」とは限りません。
梅雨の時期は外の湿度が80〜90%に達することもあるため、雨の日に窓を全開にすると、かえって室内に湿気を取り込んでしまうことがあります。
雨の日やジメジメが酷い日は、窓を閉めてエアコンや除湿機を頼るほうが効果的です。

心地よく暮らすためのメモ:扇風機・サーキュレーターの活用

除湿機やエアコンを使用する際、扇風機やサーキュレーターを同時に回して空気を循環させると、部屋全体の除湿効率がグッと高まります。
室内干しの洗濯物も圧倒的に早く乾きますよ。

Next ▶次回はいよいよ最終回。日常のちょっとした心がけで住まいを守る「カビを防ぐ日常習慣」をご紹介します。


「家は人生の土台。」そんな思いで、今日もコツコツやってます。
北九州市八幡東区の有限会社横溝工務店でした!また次回もお楽しみに。
→ 住まいの困りごとを解決。私たちは住まいのホームドクター https://www.yokomizo.co.jp