9月は、夏の疲れが残る一方、台風や秋雨など、住まいに影響を与える気象条件が増える時期です。
水まわりだけでなく、家全体の備えを見直す良い機会。
このシリーズでは、9月を快適かつ安全に過ごすためのヒントを4回に分けてお届けします。
第1回:台風シーズンに備える外回りチェック

9月は台風や秋の大雨が発生しやすい時期。
屋外の小さな不具合が、思わぬ被害につながることがあります。
高所作業や専門的な補修は無理せず業者に任せ、まずはご自身で“見て、触って、整える”定番チェックから始めましょう。
早見チェックリスト
- 屋根に割れ・ズレはないか(目視/地上から望遠鏡やスマホのズームで確認)
- 雨樋(雨どい)に詰まりはないか、落ち葉が溜まっていないか
- 排水マス・側溝の流れはスムーズか
- 窓やサッシ、雨戸・シャッターの動きは正常か、ガタつきはないか
- ベランダ・物干し竿・植木鉢など、風で飛ばされやすいものは固定されているか、または屋内へ移動済みか
- 軒下や外壁にひび割れや剥がれはないか
- 非常持ち出し袋の中身(期限切れの食品や電池切れの懐中電灯はないか)をチェック
作業手順(一般的)
- 地上からの目視確認:双眼鏡やスマートフォンのズーム機能を活用し、屋根や外壁を注意深く観察。割れやズレを発見したら、写真などを撮って専門業者に相談しましょう。
- 雨樋の点検と清掃:手の届く範囲で、雨樋に詰まった落ち葉や泥を取り除きます(軍手を着用し、ゴミ袋を用意)。高所の作業は危険なため、無理せず専門業者に依頼しましょう。
- 排水路の確認:側溝や排水口にゴミが溜まっていないか確認し、取り除きます。水を流してみて、スムーズに流れるかを確認しましょう。
- 窓・戸の動作チェック:窓や雨戸、シャッターの開閉をスムーズに行えるか、鍵はきちんと締まるかを確認。異音や引っかかりがある場合は、市販の潤滑剤を試すか、業者に相談を。サッシのゴムパッキンの劣化もチェックしましょう。
- 屋外物の固定・移動:ベランダの植木鉢や物干し竿、簡易物置などは、ロープや固定金具でしっかりと固定するか、安全な屋内へ移動させましょう。
- 非常持ち出し袋の点検:年に一度は中身を確認し、食料品や飲料水の賞味期限、懐中電灯の電池などをチェック・交換しましょう。
用意するもの
- 軍手、ゴミ袋、はさみ・トング(落ち葉用)
- 双眼鏡またはズーム機能のあるスマートフォン
- 脚立(安全なもの。使用する場合は二人一組で)
- 懐中電灯、予備電池
- ロープ、固定金具(必要に応じて)
注意点(安全第一)
- 高所作業(屋根の上や高所の雨樋清掃など)は非常に危険です。絶対に無理をせず、専門業者に依頼してください。
- 脚立を使用する際は、水平で安定した場所に設置し、必ず二人一組で行いましょう。
- 台風が接近している最中の屋外点検は絶対に避けてください。事前の準備が大切です。
暮らしの備え
「台風が来る前に、できること。小さな備えが、大きな安心につながります。」
自分で確認できる範囲で早めにチェックを行い、安全な9月を過ごしましょう。
「家は人生の土台。」そんな思いで、今日もコツコツやってます。
北九州市八幡東区の有限会社横溝工務店でした!また次回もお楽しみに。
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