有限会社 横溝工務店

暮らしを守るために!シロアリ駆除、我が家に最適なのはどの方法?

 

気づかないうちに床下からひっそりと忍び寄るシロアリ。
その被害は建物の基礎を蝕み、放置すれば修繕に多大なコストがかかるだけでなく、最悪の場合は住まいそのものが倒壊する危険性もはらんでいます。

「もしかして、うちも?」と不安を感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回は、プロの業者によるシロアリ駆除の代表的な施工方法について、そのメリットとデメリットを分かりやすくご紹介します。
ご自身の状況と照らし合わせながら、最適な方法を見つける参考にしてください。

バリア工法(薬剤散布方式)

家の基礎や木部、土壌に薬剤を散布することで、シロアリの侵入経路を物理的に遮断する方法です。

メリット

  • 即効性があり、施工後すぐに効果を実感できます。
  • 物理的にシロアリの再侵入を防ぎやすく、予防効果も期待できます。
  • 被害箇所にピンポイントで薬剤を注入できるため、効率的な駆除が可能です。

デメリット

  • 床下に十分な作業スペースがないと、施工が難しい場合があります。
  • 薬剤の効果は5年程度で、その後は再施工が必要になります。
  • 一部の薬剤は安全性に注意が必要とされてきましたが、近年では人やペットに安全性の高い認定薬剤を使用する業者が増えています。

ベイト工法(毒餌方式)

シロアリの習性を利用し、毒餌を巣に持ち帰らせることで巣ごと根絶を目指す方法です。

メリット

  • 巣全体の根絶が期待できるため、再発のリスクを低減できます。
  • 哺乳類への毒性が低く、人やペットへの安全性が高いのが大きな特徴です。
  • 床下が狭い、あるいは薬剤散布が難しい環境でも対応できます。

デメリット

  • 効果が出るまでに数週間〜数ヶ月の時間が必要なため、即効性には欠けます。
  • 定期的なモニタリングとベイト剤の管理が必要です。
  • 被害が深刻な場合、すぐに効果が出ない点が懸念されることがあります。

業者施工の流れ(バリア工法の一例)

プロの業者に依頼した場合、一般的には以下のような流れで作業が進められます。

  1. 養生・準備: 機材の搬入と、床下を含めた被害状況の徹底的な点検が行われます。
  2. 被害箇所への薬剤注入: 必要に応じて木材に小さな穴を開け、直接薬剤を注入します。
  3. 土壌・構造部への薬剤散布: 床下土壌や、玄関・浴室まわりなど、シロアリが侵入しやすい箇所に薬剤を散布します。
  4. 清掃・撤収・施工報告: 作業箇所の清掃を行い、作業内容や今後の注意点についての報告を受けます。

作業時間の目安は3〜6時間程度ですが、住宅の構造や被害状況によって異なります。

我が家に最適な施工方法を選ぶには?

最も効果的な施工方法を選ぶためには、以下の点を考慮することが大切です。

  • 住宅の構造: 床下のスペースや、湿気のこもりやすさなど。
  • 被害の程度: シロアリの発生場所や被害の広がり具合。
  • ご家族の健康状態: 小さなお子様やペットの有無、アレルギーの有無など。

特に小さなお子様やペットのいるご家庭では、薬剤の安全性が重要な検討ポイントとなるでしょう。
もし、「我が家の場合はどちらが合っているんだろう?」と迷ったときは、複数のシロアリ駆除業者に相談し、現地調査を依頼することをおすすめします。
プロの目から見た的確なアドバイスと具体的なプランを提示してもらうことで、安心して最適な選択ができるはずです。

大切な住まいをシロアリから守るために、早めの対策を検討しましょう。

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