トイレでのヒヤリハット、ありませんか?
ご自宅のトイレで、こんな経験はありませんか?
- 便座に座るときや立ち上がるときにふらつく
- 体を支える場所がなく、バランスを崩しそうになる
- 床が濡れているときに滑りそうになる
これらの「ヒヤリハット」は、重大な転倒事故につながりかねない危険なサインです。
特に、高齢の方や足腰が弱くなってきた方にとって、トイレでの動作は想像以上に大きな負担となることがあります。
「自宅のトイレだから大丈夫だろう」と安易に考えてはいませんか?
実は、トイレでの転倒事故は決して珍しいことではありません。
限られた空間での動作、座る・立つという大きな動き、そして時には床が濡れている環境が、事故のリスクを高める要因となります。
しかし、適切な対策を講じることで、トイレでの不安を解消し、より安全で快適な環境を整えることができます。
トイレに手すりを設置するメリット
今回、ご依頼いただき、トイレに手すりを設置する工事を行いました。
手すりがあることで、日々の暮らしは格段に良くなりますよ。
- 立ち座りがスムーズに: 手すりを掴むことで、便座への立ち座りの際に体をしっかりと支えられ、足腰への負担を軽減できます。
- 体のバランスを取りやすく安全に: 限られた空間での体の向きを変える動作や、下着の上げ下ろしなども、手すりがあることで安定して行えます。
- 万が一の転倒リスクを軽減: 滑りやすい床や急なめまいなど、予期せぬ事態にも手すりが体を支え、転倒のリスクを最小限に抑えます。

安心・安全なトイレのために
実際に手すりを設置されたお客様からは、「一人で安心してトイレに行けるようになった」「立ち座りが楽になり、膝への負担が減った」「夜中のトイレも怖くなくなった」といったお声をいただいています。
トイレに手すりを設置することは、単に安全性を高めるだけでなく、ご自身の尊厳を守り、ご家族の介護負担を軽減することにも繋がります。
毎日の生活に欠かせないトイレだからこそ、安全で快適な空間にしませんか?
ご自宅のトイレに不安を感じている方は、手すりの設置を検討してみてはいかがでしょうか?
ご自宅の介護リフォームを考えている北九州市に住民票がある皆さまへ
北九州市には、介護保険を使った住宅改修費の支給制度と、市独自の「すこやか住宅改造助成制度」があります。
どんな人が制度を使えるの?
制度を利用できるのは、主に以下の2つのケースです。
- 要支援・要介護認定を受けている方 → 介護保険から最大20万円、さらに「すこやか住宅改造助成制度」から上限30万円まで助成が受けられる可能性があります。
注意点:介護保険には自己負担分があり、「すこやか住宅改造助成制度」は所得によって対象者が限られます。 - 障害のある方(障害の種類や程度によります) → 日常生活用具の支給制度から最大20万円、そして「すこやか住宅改造助成制度」から上限30万円まで助成が受けられる可能性があります。
どんな工事が対象になるの?
介護保険(または日常生活用具)で助成対象となる工事の例
- 手すりの取り付け:家の中での移動を安全に。
- 段差の解消:つまずきや転倒を防ぎます。
- 床材の変更:滑りにくい床材に変えるなど。
- 扉の取り替え:引き戸など、開閉しやすい扉へ。
- 便器の取り替え:洋式便器への変更など。
- その他、上記の工事に付随して必要となる住宅改修も対象になります。
「すこやか住宅改造助成制度」で助成対象となる工事の例
- 介護保険(または日常生活用具)の限度額を超えてしまう工事。
- 市が特に必要と認めた、介護保険(または日常生活用具)の対象とならない工事。
まずは相談してみましょう!
「うちも制度を使えるのかな?」「どんな工事ができるんだろう?」と思ったら、まずは相談してみましょう。
お住まいの区役所にある高齢者・障害者相談コーナー、または担当のケアマネジャーさんに「介護保険住宅改修を利用したい」と伝えてください。
その後、利用できるかどうかの判断が行われます。
もし利用できるとなったら、専門の業者を選んだり、ご自宅の状況を見てもらいながら見積もりを出したりする流れになりますが、その都度、説明やサポートがあるので心配いりません。
介護のための住宅改修は、ご本人やご家族が安心して暮らすためにとても大切です。
ぜひこの制度を上手に活用してくださいね。
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