11月になると、空気の粒が少しずつ細かく、すき通ってくる気がします。
ついに半袖ではいられなくなり、台所での洗い物では水が指先を刺すように冷たく感じ始めます。
それでも、暑がりの私にとっては、ようやく心と体が動き出す季節のはじまり。
汗をかかずにどこまでも歩けること
呼吸が、体の奥まですっきりと深まること
光や風に向かって「今がちょうどいい」と思える瞬間
そんな心地よい感覚が、日々のなかで少しずつ増えていきます。
紅葉の名所を目指さなくても、誰かと約束して出かけなくても、自分だけの「季節の気配」がちゃんと足元や窓の外にある。
自分の動きやすさ、自分の心地よさをきっかけにして、見えてくる景色もあるのだと思います。
この11月もまた、そんな季節の気配を自分の感覚で拾いあげながら、いくつかの「小さな楽しみ」を綴ってみたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました！
有限会社横溝工務店では、これからも北九州市で、安心して暮らせる住まいを丁寧につくり続けていきます。
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