香り・旨み・食感、三拍子そろった秋の主役。
今こそ、旬のきのこを味わいましょう。
はじめに
空気が澄み、美味しいものが恋しくなる食欲の秋がやってきました。
スーパーの棚にも、しめじ・舞茸・エリンギ・しいたけなど、香り豊かで栄養満点のきのこたちが勢揃いしていますね。
きのこは低カロリーながら、独特の旨みと歯ごたえが楽しめ、秋の食卓を豊かに彩ってくれる万能食材です。
今回は、家庭で手軽に作れて、季節を深く感じる3つのレシピをご紹介します。どれもシンプルながら、秋の深い味わいを存分に堪能できますよ。
香り広がる「きのこご飯」
 
だしの香りと、きのこの豊かな旨みがふっくらご飯に染みわたる、秋の定番。
炊飯器におまかせするだけで、家中に至福の秋の香りが広がります。
材料(2合分)
- 米…2合
- しめじ・舞茸・しいたけなど…計200g
- 油揚げ(細切り)…1枚
- しょうゆ…大さじ2
- 酒…大さじ1
- みりん…大さじ1
- だし汁…2合の目盛まで
味付けは各家庭で違ってきますので調整してください。
作り方
- 米を研ぎ、30分ほど浸水させ、ざるに上げる。
- フライパンに少量の油(分量外)を熱し、キノコを軽く炒めて香りを出す。
- 炊飯器にすべての材料を入れ、軽く混ぜて普通に炊く。
- 炊き上がったら軽く混ぜて10分蒸らす。
ワンポイント
きのこを炒めてから炊くと、香ばしさが増して味にグッと深みが出ますよ。
バター香る「きのこの醤油ソテー」
 
バターとしょうゆの黄金コンビが、きのこの旨みを最大限に引き立てる一品。
たった数分で作れるのに、驚くほど美味しく仕上がります。
あと一品ほしいときや、お弁当の隙間を埋めるおかずにもぴったりです。
材料(2人分)
- お好みのキノコ(数種類ミックスがおすすめ)…300g
- バター…10g
- しょうゆ…小さじ2
- みりん…小さじ1
- 黒こしょう…少々
作り方
- フライパンにバターを熱し、キノコを強火で炒める。
- キノコがしんなりしたら、しょうゆとみりんを回し入れる。
- さっと絡めたら、黒こしょうをふって風味を整える。
アレンジ
ベーコンやツナ、バジルを加えて洋風に。
熱々のうちにパスタに絡めれば、絶品の「和風きのこパスタ」が完成します。
やさしい味わい「鶏ときのこの豆乳スープ」
 
鶏の旨みときのこの香りが溶け合う、心も体も温まるやさしい口当たり。
冷え込む日の食卓にぴったりで、じんわりと体を温めてくれます。
材料(2人分)
- 鶏もも肉…150g(そぎ切り)
- しめじ・舞茸・えのきなど…計150g
- 玉ねぎ…1/4個(薄切り)
- 無調整豆乳…200ml
- 水…200ml
- コンソメ…小さじ1
- 塩・こしょう・オリーブオイル…各適量
作り方
- 鍋にオリーブオイルを熱し、鶏肉と玉ねぎを炒める。
- キノコを加えてさらに炒め、水とコンソメを加えて5分ほど煮る。
- 弱火にして豆乳を加え、温める(※沸騰させない)。
- 塩・こしょうで味を整える。
コツ
豆乳が分離しないように、最後は弱火でじっくり温めるのが、なめらかに仕上げる最大のポイントです。
【牛乳で代用する場合】
豆乳を牛乳 200mlにそのまま置き換え可能です。
牛乳を使うと、より濃厚でコクのあるミルキーな味わいに仕上がります。
牛乳は豆乳ほど分離を気にしなくても大丈夫ですが、沸騰直前で火を止めると、風味が落ちず美味しくいただけます。
まとめ
きのこは種類によって香りも食感も大きく異なります。
だからこそ、数種類をミックスして使うと、旨みが何倍にも引き立ち、料理に深みが増しますよ。
今回ご紹介した炊き込みご飯、炒め物、スープ―どれもシンプルな味付けで、秋の恵みをしっかり感じられる一皿です。
ぜひ、旬のきのこを使って、ご自宅の食卓に季節の香りを添えてみてください。
ゆったりとした秋の時間を、きのこの豊かな風味とともに楽しめますように。








 
				 
				 
				 
				 
				 
				 
				 
				 
	
	

 
				
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