夏のあいだ、猫たちはとにかく長かった。
ぐったりと床にのび、涼しい場所を求めて家じゅうを移動しながら、あらゆる角度で“伸びていた”。
けれど10月に入ると、あの猫たちが少しずつ丸まり始める。
最初は、寝起きにすこし身体を縮めるくらい。
でもある朝気づくと、ふわふわの背中がくるんと輪になって、完全にアンモナイト型。
我が家ではそれを“ニャンモナイト”と呼んでいます。
ああ、今朝はちゃんと秋なんだ
そう思うのは、気温計より、猫の背中を見るとき。
窓の近くの日なたにそっと移動して、 おしりを隠すように尻尾を巻き込んで、 くるんと丸まるその姿を見ているだけで、部屋の空気がほんのすこし変わった気がしてきます。
毛布や上着を出すよりも先に、 猫が“温かさ”の必要を教えてくれることがあるんだな、と気づく季節。
季節の境目って、こういうふうに家の中にしのび込んでくるのかもしれません。
ゆっくり丸くなって眠る猫たち。
その静かなかたちが、私にとっての10月の小さな楽しみのひとつです。
「家は人生の土台。」そんな思いで、今日もコツコツやってます。
北九州市八幡東区の有限会社横溝工務店でした!また次回もお楽しみに。
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