有限会社 横溝工務店

今年の芸術はじめは「ブルックリン博物館所蔵 特別展 古代エジプト展 掘り起こせ、三千年の謎」へ

 

昨年、下関市立美術館で開催された「古代エジプト・ふしぎ発見!」を観たばかりで、またエジプト?と思われるかもしれませんが、展示物も違えば見せ方も違う。
その違いを楽しむのもまた一興です。

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下関市立美術館の古代エジプト展について書いたこちらの記事はこちら
特別展「古代エジプト・ふしぎ発見!―ナイルの贈り物と秘められた物語―」を訪れて

 

会場は福岡市美術館。


地下鉄を降りて大濠公園をのんびり歩いていると、公園ではたくさんの子どもたちが遊んでいました。
1月だというのに、歩いているだけで汗ばんでしまう陽気。(私が暑がりなだけという説も笑)

古代エジプト…この響きだけでワクワクしてしまうのは私だけでしょうか。


今回は館内撮影OKということで、心に残った展示物をいくつかご紹介します。

動物文の壺
動物文の壺

前3300~前3100年頃/アウラード・イェヒア(伝)/土器・彩色
ワニとヘビと思われる動物が描かれています。
ワニを見た瞬間「カピバラ?」と思ってしまったのは内緒です。
それにしてもワニに比べてヘビの描き方が若干雑ではなかろうかと…。

貴族の男性のレリーフ
貴族の男性のレリーフ

前1292~前1075年頃/出土地不詳/石灰岩・顔料
これぞ古代エジプト!と思わず声が出そうになった展示品。
その美しさに目を奪われます。
アクエンアテン王が主導した優美で写実的な芸術様式が見て取れるとのこと。

葬送用のゲーム盤と駒
葬送用のゲーム盤と駒

前1938~前1630年頃/出土地不詳/ファイアンス
出ました、ファイアンス!
下関市立美術館の展示会で初めて意識したこの素材、ここでも再会。
前回学んだことが活きる瞬間って嬉しいですよね。
このゲーム盤は「セネト」という伝統的なゲームの盤面に似ているそうですが、実用品ではなく葬祭用の供物だということです。

ベス神の顔をかたどった壺
ベス神の顔をかたどった壺

前522~前332年/サッカラ(伝)/粘土・泥漿(でいしょう)
家族を見守る神様の壺。実際に家庭で使われていたのか、それとも副葬品なのか。

王宮の調理場のレリーフ
王宮の調理場のレリーフ

前1353~前1336年頃/ヘルモポリス・マグナ(推定)/石灰岩・顔料
パンを焼き、ワイン壺を運び、ほうきで床を掃く…。
古代の人々の日常が垣間見える展示品。
今も昔も、人は人なんですよね。

前1478~前1353年頃/出土地不詳/青銅
古代エジプト人は容姿へのこだわりが強かったそう。
そのため化粧道具や髪飾りなどの装飾品が数多く見つかっているとか。
美意識は時代を超える、ということでしょうか。

王の頭部
王の頭部

前2650~前2600年頃/出土地不詳/花崗岩
誰の頭部かは不明。
ただ、ギザの大ピラミッドを建造させたクフ王ではないかと推察されているそうです。
クフ王の彫像は極めて少なく、クフ王とされているものは、ドイツとスペインにあるもの、そして今回のブルックリン博物館収蔵品、この3点だけだとか。
貴重なものを目の前にしているのだと思うと、感慨深いものがあります。

カバの像
カバの像

前1938~前1539年頃/出土地不詳/ファイアンス
豊穣と再生の象徴とされるカバ。
メスは子どもを守るために猛烈な勢いで戦うことから、死者の魂を保護する目的で墓に納められていたようです。
足が折り取られているのは、生き返って死者を傷つけないようにするため。
古代の人々の死生観が感じられます。
ちなみにこのカバさん、ぬいぐるみになっていました。

ハエのペンダント
ハエのペンダント

前1539~前1292年頃/サワマ53墓/銀・ひも(現代)
なぜハエ!?
最初は驚きましたが、ハエは粘り強さの象徴だったそう。
褒賞として授与されていた時期があったというから面白い。
価値観って時代や文化で全然違うんですね。

神官ホル(ホルス)のカルトナージュとミイラ
神官ホル(ホルス)のカルトナージュとミイラ
神官ホル(ホルス)のカルトナージュとミイラ
神官ホル(ホルス)のカルトナージュとミイラ
神官ホル(ホルス)のカルトナージュとミイラ

前760~前558年頃/テーベ(推定)/亜麻布・顔料・ジェッソ・人間の遺体
カルトナージュとは、亜麻布などを漆喰で固めて何層にも重ねた素材のこと。
木製の棺の再利用が日常化した混乱の時代に普及したそうです。
この展示品には神々が大勢描かれていて、じっくり眺めているだけで時間が過ぎていきます。

気づけば2時間が経っていました。
とにかく見応えのある展示品ばかり。
古代エジプトに少しでも興味がある方は、ぜひ実物をその目で確かめてみてください。
きっと新しい発見があるはずです。


最後までお読みいただきありがとうございました!
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