有限会社 横溝工務店

12月の小さな楽しみ―夜露に濡れた車と冬の朝の小さな儀式

12月になると、空気の冷たさが少しずつ深まり、息を吸うたびに冬の気配が胸の奥まで静かにしみ込んでくるように感じます。
日が暮れるのは早くなり、街は少しずつ灯りの色を濃くしていく。そんな景色の変化が、なぜか心を落ち着かせてくれます。

寒さの中で感じる、ほっとする温度や光。
何気ない動作や音までもが、冬だけの小さな楽しみへと変わっていく気がします。

この12月も、自分の感覚にそっと寄り添いながら、いくつかの「小さな楽しみ」を綴ってみたいと思います。


12月の朝。
私の車はよく夜露にしっとりと濡れている。

駐車している場所は日当たりが遅く、まるでその車だけが夜の気配を残しているかのようだ。

周りの車はすでに乾いているのに、自分の車だけが静かに濡れている。
その光景に、思わず苦笑しながらも、どこか愛着を覚えてしまう。

タオルを取り出し、窓を一枚ずつ拭いていく。

冷たい空気の中で夜露が吸われ、ガラスが透明さを取り戻していく。
この瞬間が、なんとも心地よい。

夜の名残をそっと払い、朝の光を迎える準備をしているような、静かな儀式。
そんなひとときを過ごすことが、12月の「小さな楽しみ」のひとつになっている。


「家は人生の土台。」そんな思いで、今日もコツコツやってます。
北九州市八幡東区の有限会社横溝工務店でした!また次回もお楽しみに。
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