第六回 頭を悩ませる「台目棚」とルール
数年前に初めて出会った「台目棚(だいめだな)」

実は、あまり登場する機会がなく、私も詳しいお点前を深く理解しないまま過ごしていました。
そして先日、久しぶりに再会したのですが……「うーん、どうするんだっけ?」と、さっそく頭を抱えることに。
記憶をたどりながら準備を進めていると、ふといつものように疑問がよぎりました。
「蓋置って、どれを使うの?」
「蓋置問題」にぶち当たった!
蓋置にはいくつか種類があり、大きく「竹」と「竹ではない」ものに分かれます。
基本的なルールとして、竹の蓋置は運び(水差し運びの点前)で使い、普段は飾らないとされています。
ですので、柄杓と蓋置を棚に飾る場合は、「竹ではない」蓋置を準備しなければいけません。
台目棚の場合は、柄杓と蓋置を「飾る」のではなく「置き残す」という形です。
私の記憶では、「置き残す」場合も「竹ではない」蓋置を使うはずだと思い込んでいたんです。
しかし、それが気になって仕方なく、先生ともう一度調べてみたところ、驚きの事実が判明!
なんと、台目棚の場合は「竹」の蓋置しか使わず、置き残す場合も「竹」の蓋置が正しいとのこと……。
「あぁ~、パニックになっちゃうよ~!」と一瞬は思いましたが、実は私、こうして疑問にぶち当たるのが大好きなんです。
解決した時のあの快感がたまらなくて、すっかりこのプロセスにはまってしまっています。
私的「蓋置&湯返し」ルール表
というわけで、混乱した頭を整理すべく、今回も自分なりに情報をまとめてみました。
蓋置の問題だけでなく、お点前で「湯返しをするかしないか」という問題も絡んでくるので、一覧にしています。
あくまで私自身の備忘録であり、調べた範囲での情報ですので、皆さんの参考程度にご覧いただけると嬉しいです。
もし間違いに気づいたら、こそっと教えてくださいね!

茶道の奥深さは、こうした細かなルールにも表れていますね。
一度覚えたと思っても、新たな発見があるたびに「なるほど!」と感心してしまいます。
皆さんの茶道ライフでも、こんな「あれ?どうだったっけ?」という経験はありますか?
それでは、また次回。
※この記事は、私がお稽古(表千家)で日々感じている茶道の魅力を、私の言葉で綴ったものです。
茶道の世界は奥深く、流派や先生によって様々なアプローチがあります。
ここに書かれていることが、すべての方に当てはまるわけではないかもしれませんが、茶道への興味のきっかけになれば幸いです。

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