有限会社 横溝工務店

梅雨の秘密!「梅」と「カビ」どっちがホント?

 

5月も終盤から6月にかけて、日本は梅雨の季節に突入しますね。
「あ~、また洗濯物が乾かない~」とか「なんか気分がジメジメ…」って、正直なところありますよね。そんな「梅雨」っていう言葉の語源って知っていますか?

 

「梅の実が熟す雨」って、なんか風流じゃない!?

私たちが普段「つゆ」って読んでる「梅雨」。
実は中国から伝わった読み方だと「ばいう」って読むんです。
この「ばいう」が広まった説の一つは、「梅の実が熟す頃に降る雨」ってこと!
ちょうど梅雨の時期って、青かった梅の実がだんだん黄色く色づいて、梅干しとか梅酒作りが始まる頃ですよね。
まさに、季節が教えてくれる「言葉の物語」なんて考えるとロマンティストになれるかしら。

まさかの「カビの雨」だったってホント!?

なんてロマンティックにまとめようと思っていたら、もう一つの説が…これまた面白いんです。
それは、もともと「カビが生えやすい季節だから」っていう理由で、「黴雨(ばいう)」って書かれていた、っていう説。
確かに、この時期って湿気がグンと上がって、うっかりすると食べ物や洋服にカビが生えちゃうことありますよね。
これは避けたい!
でも「黴」って漢字、なんかちょっと湿っぽくて、イメージがあんまり良くない…
そこで、同じ読みの「梅」の字に置き換えられたんじゃないか?って言われてるんですって。
「黴」って画数も多いし、「梅」になってくれてよかった~って、個人的には思います(笑)

雨音に耳を傾けて、梅雨を楽しんじゃお!

普段、何気なく使ってる言葉にも、こんな風に自然や人々の感性がギュッと詰まってるって気づくと、なんか心が豊かになりますよね。
ジメジメする季節だけど、梅の実の爽やかな香りに癒されたり、窓を打つ雨音に耳を傾けてみたり…五感を意識して過ごしてみると、意外と気持ちが軽くなるかもしれませんね。